オタクのおっさんの戯言
そりゃ困る(´・ω・`)
2015年03月29日 (日) | 編集 |
世界から猫が消えたなら(著;川村元気)、読了。

CDとかには、いわゆる「ジャケ買い」というのがありますが、本だと「タイトル買い」ってーのがあります。
というわけで、最近の作品&タイトルにひかれて読んでみたのが↑の作品。

帯に、「何かを得るためには、何かを失わなくてはならない」と、ハガレンの等価交換みたいなことが書かれていますが、これが本作品のテーマとなっています。

テーマ自体は昔ながらのもので、私なんかは、読んでて目新しさを感じません。最近の人たちは、こういうテーマの作品を目にすることが少なくなったのかもしれないなぁ。反面、いきなりの導入、描かれるモチーフとその範囲の狭さ(ほぼ自分の活動範囲内に限られ、その範囲がごく狭い)は今風だと思います。

こういうテーマの作品は、モチーフを変えつつ、その時代時代に合ったものが作られてゆき、それを読んだ人に「なにが大切なのか。」を考えさせるのだと思います。

この手の作品を読んだことがない、「今」を生きる人は、一読して自分の周りに思いをめぐらせてみるのもいいのではないかと思います。

追:
本作品にしろ、「思いでのとき~」にしろ、ゼロ年代から続く今の作品を読んでみて、世の中は私が思う以上に「傷ついている」のだと。

正確にいえば、昔も「傷ついている」部分はありました。けれど、それは乗り越えるべきとか、隠されるべき弱さととらえられていたように思います(私の言う「昔」のさらに昔はそうでもありませんでしたが)。

それが最近は、その傷と向かい合って認めよう、そして認めたうえでどうするのか。そこが問われているような気がします。

傷ついていること、あるいは「生きにくいこと」。それは決して「悪いこと」ではない。

私からすると、そういうとらえ方の方が、むしろ健全だと思うのですがいかがでしょう?

昔、私の友人が、「陰は表に出すな。表に出して規制をかけるな。それは、より見えにくい場所にもぐるだけで決してなくならい。それはそれとして、そっとしておけ。」、そう言ったことを思い出します。

追:ちなみに、映画化もされるようです。

世界から猫が消えたなら

これが映画化されるというのが、やはり今の時代なのかもしれません。

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