オタクのおっさんの戯言
小説2題
2014年01月26日 (日) | 編集 |
文鳥、夢十夜(著;夏目漱石)、読了。

引き続きの漱石w 短編なので読みやすいということで。

文鳥は、知り合いに文鳥の飼育を勧められて文鳥を飼い、それが死ぬまでの話。
正直、いつでも、どこにでもある話です。
それを漱石が書くとこうなる、という見本のような小品。

どこにでもある話なのに独特の深みがある。人生の一片のように思える。

最近は「ネタで持っていく」作品が多いですが、これを読むと根本的な違いが判るやね。

夢十夜は、私のようなファンタジー好きでも知っている作品。教科書の副読本か何かに載ってました。
これの幻想さ加減は、ちょっと他の追随を許さんやね。

私もこれぐらいのものが書ければなぁと思うのだが、いやいやそれはなかなかで(^^;


銀二貫(著;高田郁)、読了。
いわゆる時代小説の人情もの・・・なのだが、舞台は大阪、主人公は商人、というのがふるっている。

まあ、大阪だとTVドラマ含め、この手のが結構あるので、目新しいというわけではないですが、私自身は、あまり読んだことがなかったのでためしにという感じで。

ストーリーはある種鉄板。オーソドックスではあります。
ただ、当時の風俗や人物描写が細かく丁寧なので、非常にリアルさがあります。加えて、物語の展開も無理がなく、すっと入っていけます。

また、寒天問屋の話なので、当時の寒天の作り方や流通なんかが描かれており、ちょっと勉強になりました。
むう、練羊羹ってこうだったんだ・・・とか。これを知って、あらためて「ういろう」の立ち位置がわかったりw

あと、個人的には、(大阪の商人は)「信用、始末、才覚、信心が要」と書かれているのが、妙に得心しました。なるほどな~。

話し言葉はがっつり大阪弁ですので、大阪の商売人の人は読んでみるといいかもです。
読んでる最中、頭の中に大村崑が出てきますw

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