オタクのおっさんの戯言
予習
2013年05月11日 (土) | 編集 |
イップ・マン~序章

イップ・マン~葉門

(監督;ウィルソン・イップ、アクション監督;サモ・ハン・キンポー)を観る。

カンフー映画好き、ないしは武道・格闘技好きで「イップ・マン」の名前を知らない人はもぐり、といっても過言ではない。

そう、詠春拳の達人にして李小龍(ブルース・リー)の師匠のイップ・マンだ。

この映画はそのイップ・マンの伝記的映画。

序章は第二次世界大戦前~日本占領下の佛山での出来事が描かれ、葉門は佛山を逃れてイギリス占領下の香港にわたってからのことが描かれている。

序章では日本軍人の空手家との試合、葉門ではイギリス人ボクサーとの試合がクライマックスになっている。

どちらも、最初にがーっと抑圧してストレスをかけておいて、最後にどーんとそれを開放してカタルシスを得るという、香港映画王道のパターン。

王道パターンなので安心して見れる(笑)のだが、序章はイップ・マンが強すぎて「そりゃふつーに勝つんだろうなぁ。」という安心感があるため今一つ緊張感がなく、ストレスのかかり方が弱め。だから、最後のカタルシスもちょっと不発。
イップ・マンの人物像が丁寧に描かれているのはいいのだが、反面、アクションシーンはやや少なめなので、ジャッキー映画のようなアクションを期待していると少々食い足りない。

また、ワイヤーアクションをちょこちょこ使っているため重量感がない。ワイヤーアクションは派手でいいのだが、やっぱ拳法映画には向かないなぁ(--;。どうしても技が軽く見えてしまう。

ただ、中国でいう「大人」というのはこういう人のことをいうのだろう、とか、侵略をうけた中国の人達の国民性というのが理解しやすい。なるほど、これがあって、その後文化大革命を経験して今の中国があるんだろうな。

逆に、葉門はサモ・ハン・キンポーが大活躍ヽ(゚∀゚)ノ。アクションも十分だし、ボクサーとの試合も勝つのはわかっているのだが、「どうやって勝つんだろう?」という修羅の門的面白さがあっていい感じ。しかし、サモ・ハン・キンポー、ホント出たがりだなぁw。健在なのはうれしい限りだが。

ということで、アクション映画を期待してみるとやや物足りませんが、イップ・マンがどういう人か知りたい人、当時の中国情勢と拳法家の関わり方なんかを知りたい人にはお勧めです。

映画ではありますが、武道好きには資料的な価値があるかもです。
ほー、これが寸勁か?とかね。


追:
詠春拳は名前こそ知られているが、日本でその実物を目にすることはほとんどなく、「なんでだろう?」と思っていたら、イップ・マンが遺言で「詠春拳は日本人に教えるな。」と遺したかららしい。
そういう事情をこの映画を見て初めて知りました。

詠春拳に限らず、中国拳法はジャッキー映画で知名度がある割に実物を目にする機会がないのは、そういう事情があるからなのかもなぁと。

そういう中で、日本に中国拳法を紹介した方の一人が松田隆智さん。

↑で套路をしている男性。拳児の原作者。私も知らなかったのだが、↑の套路は当時日本ではほとんど知られていなかったかなり貴重なものだったらしい。

松田隆智さんについてはいろいろ批判もあるが、個人的にはこの方が中国拳法を伝えてくれなかったら、中国拳法=ジャッキー映画で終わってたかもなぁ、と思う。


追2:
文化大革命の時、拳法家が中国を追われて台湾に逃げ延びた。だから、本当の中国拳法は台湾に残っている。

という話を聞いたことがあり、その時は「なぜ文革で拳法家が中国を追われるんだ?」と疑問に感じていたのだが、この映画を見てなるほどそういうことかとちょっと納得できました。


追3:
アクションというか拳法について語りだしたら、分量がシャレにならないので割愛

ただ、それは空手じゃねぇヾ/(゜∀゜) ソレハナイ

追4:
最後にジャッキー映画の好きな曲をb



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コメント
この記事へのコメント
No title
 ジャッキー映画のマイベストソングは笑拳の
「クレイジーモンキー」だな~。
この曲で修行シーンには痺れたわ。
丸太に紐つけて引きずるやつな、最後は師匠がひょいと
のっかってるのを引いてた。
ジャッキーの肉体美を一番描けていた作品だと思う。
後に大笑拳なんつうリメイク版出たがあっちは面白くなかった。

 ワイヤーアクション違和感あって嫌いなんだが、技が軽く
見えるって表現に納得した、やっぱ文才あるな~ぺんさんは。
2013/05/11(Sat) 19:40 | URL  | たろさん #MMIYU.WA[ 編集]
No title
わしはやっぱり↑にあげたチャイナガールやなぁ。
ウッホッウホウ、イヒヒ-ちゃいなが~るのチャイナガール部分がなw。よく、O岡と歌っとった。

映画としては酔拳が好きだったかなぁ。もうさすがにはっきりとは覚えてないんだが。

文才があるといわれると照れるが、拳法で「地球(の重力)を味方につける。」ってあるやん?

ワイヤーアクションは吊りで重力無視したアクションになるから、質量無視した分軽くなるということで(笑)
2013/05/12(Sun) 08:48 | URL  | ぺん #-[ 編集]
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