オタクのおっさんの戯言

天才と



ヒッチコック(監督;サーシャ・ガバシ)を見に行く。

まず、お客さんがおっさんの私よりさらに上の年代なのに驚く。

まあ、ヒッチコックはおっさんの私のさらに上、私の親世代ぐらいなんで、当たり前と言えば当たり前ですが。

私も見たことがあるヒッチコック作品と言えば、サイコとヒッチコック劇場を数話ぐらい。

サイコはあの時代にしてはショッキングな映画だったと思うのだが、

ホッケーマスクのあんちゃんがチェーンソー振り回したり、お腹の中から異星人がこんにちはするような映画がデフォ

の私世代にとっては、それほどのショッキングさはなかった。

ただ、映画としての完成度はすごく高かったし、演出には目を見張るものがあって、なるほどさすがに名作と言われるだけのことはあると思ったもんです。
あと、ラストがよかったやね。

他に「鳥」は見たような気もするのだが、あまりに小さすぎてかまったく記憶にない。

ヒッチコック劇場は「TVドラマですごいの作るなぁ。」と思った記憶がある。
ホテルか何かの部屋の一室だけの舞台セットで1話とかね。

ハリーの災難はTV放送をビデオに録画しようとしたら、直前の野球中継が長引いて全部録画できず、

ハリーの災難じゃなく俺が災難(#゚Д゚)ゴルァ

ということがあって結局見れずじまい。

今にして思えば、もちっとヒッチコック作品見とけばよかったなぁ。
少なくとも、深夜枠で放送していたヒッチコック劇場はもちっと録画しとけばよかった。


それはさておき、今回の映画:ヒッチコックはサイコ制作の舞台裏を縦軸に、ヒッチコックとその奥さんアルマの夫婦関係を横軸に描いた作品。

サイコは私が見たほぼ唯一のヒッチコック作品。それがこの映画を見に行った最大の理由なのだが、あのサイコの製作にこんな裏話があったのかとちょっとびっくりした。

映倫・・・どうしようもねぇなw

また、ヒッチコックとアルマの夫婦関係もいいい感じに描かれていて心地よい。
暴走しがちな天才:ヒッチコックをアルマが支える・・・って話だけじゃないところがうまいね。シニア世代の夫婦関係ってもののツボを押さえているかもしれない。

私の前の席にそういうシニア世代のご夫婦が並んでこの映画を見ていたが、なんかちょっと微笑ましかった(^^)こういう映画をそろって見に行くシニアのご夫婦ってなんかいいよね。

あと、ヒッチコック役のアンソニー・ホプキンスが特殊メイクで、顔とか体型がヒッチコックそっくりになっていたのにびっくり。

ただ、

目がこわいよ~、レクター博士だよぉ~

とりあえず、吹き替え:熊倉一雄さんは無理げw

全体的な完成度はすごくいいし、ホプキンスとヘレン・ミレンの演技はさすがって感じなので、すごく感動するって作品ではありませんが良質な佳作だと思います。

サイコとかヒッチコックに思い入れある方、夫婦関係でお悩みのシニアの方wにはおすすめです。


サイコは見たことなくても、↑の曲(特に1分50秒あたり)は聞いたことがあると思います。
これは有名。


追:
ヒッチコックがブロンド好き、ってのは初めて知ったが、モノクロ映画にはブロンドがよいと聞いたことがある。
黒髪をモノクロで撮ると黒ベタになってしまうが、ブロンドだとモノクロでも映えるからだ。
ヒッチコックはモノクロ時代の監督だから、特にブロンドに思い入れがあったのかもしれない。

ちなみに、モノクロ時代の色使いとかについては、映画:雨に唄えばに出てきていたように思う。
雨に唄えばはすごくいい映画なのでおすすめb


追:
ヒッチコックがサイコを撮るのにこれほどの執念を燃やしたのは、やはり天才だったからだと思う。
天才だからこそ魅かれる、あるいは理解できてしまう狂気というものが確かにある。

映画の中ではサイコの元ネタになった某シリアルキラーが、ヒッチコックの妄想の形でちらちら顔を出す。

以前、今敏監督のパプリカや妄想代理人について書いたエントリーで少しふれたが、作り手が「これをどうしても作りたい。」という衝動に突き動かされて作った作品というのは、完成度はどうであれ、妙に人を惹きつけるものがある。

私はそういう強烈な個性が表れた作品が好きなのだが、残念なことに最近そういうの見かけなくなったなぁ(--

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だって、オタクだもの。

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