オタクのおっさんの戯言

ぬこ

吾輩は猫である(著;夏目漱石)、読了。

「なぜ今?」と言われると全くその通り、お恥ずかしい限りなのですが、昨年末の同窓会の折、学生の時の国語の先生に、

「先生がお勧めの本ってありますか?」と伺ったところ、

師曰く、「(小説では)最近だと、村上春樹さんかな。ノーベル賞候補にもなったほどだからね。」

「でも、日本だと芥川龍之介、太宰治、夏目漱石、を超える人はいないね。この人たちの作品は何度読んでも新たな発見がある。」

とのこと。さすが、国語の先生(^-^)。

芥川と太宰は短編中心ではありますが学生のころ一読したので、残す夏目漱石を読んでみようと手に取ったのが「吾輩は猫である」というわけです。すでにこのチョイスがへたれではありますが(汗)

ただ、夏目漱石は「坊ちゃん」が私的にはダメだったんだよね。私が読んだのは文語で書かれていて読みづらかったうえ、内容もあんまり面白いとも思えず。それで、夏目漱石は手にしてこなかったという。

今回、「吾輩は猫である」を手にしたときも、正直、「うーん、どうなんかなぁ・・・」と思ってました。

が、読んでみると、

文章すげー (@@

「作文が上手になりたかったら漱石を読め。」と言われますが、なるほどと納得。すごく納得。

長文にもかかわらず調子よく読める。だから非常に読みやすい。漢文や俳句できる人が書いた文章だと思いますが、これほどのものは他には見たことがありません。

内容はいまさら私が書くほどのことでもないので触れませんが、作文が上手になりたい方はぜひ一度、漱石の文を読んでいただければと思います。

実は私も「吾輩は猫である」を読み始めてから、このブログの文の書き方をすこーし変えてます(^^:
惜しむらくは、やはり若いうちに読んどくべきだった事(;;)


追:
ちょっと余談になりますが、芥川龍之介、太宰治、夏目漱石に共通していること。それは、なんらかの精神疾患を患っていたのではないか?と言われていることです。

夏目漱石:統合失調(分裂症)、太宰治:境界性人格障害、芥川龍之介:うつ病

個人的に、作家というのは自分の人生すら創作してしまえる人たちだと思っているので、その作品を見てどういう精神病かを判断するのは難しいのではないかと思うのですが、何らかの精神疾患であるがゆえに、人を感動させる優れた作品を創作できることはあると思います。

精神疾患であるから人を感動させ、心の琴線を揺り動かす作品を創作できる。

それは結局のところ言い方は悪いですが、正気と狂気は連続したものであるからなんだと思います。だから、狂気は人の心を強く揺さぶる。

正気と狂気は別のものではなく、程度と線引きをどこにするかだけの問題。

ちなみに、こんなプレゼンがあります。

適度な狂気(ジョシュア・ウォルターズ)

↑の方は双極性障害(躁うつ病。字幕で二重人格と出ますが間違いかと思います)
日本の作家さんだと、以前あげた北杜生さんがそう。
宮沢賢治もそうだったと言われています。

ある種の狂気が作り出す創造物は非常に魅力的。

なぜならそれは無意識にとらわれている枠組みを超えるから。
そして、知っていながらも気づかないものを教えてくれる。自分一人ではないのだと。

たしかに、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介の作品にはそういうものがあります。
国語の先生が勧めるぐらいだから間違いないw

あとはその狂気をどの程度制御するかの問題。
翼を持っても、太陽に近づきすぎれば墜落するからね(^-^)


追:
というわけで、個人的には若い人達にも古典的名作を読んでもらいたい。古い作品でもそこから得るものはあると思います。

個人的には太宰治がお勧め。私の場合は、どっぷりはまりそうになるのが怖くで逃げましたが(^^;
でも、それぐらいくるものはあります。

宮沢賢治も「雨ニモマケズ」が有名ですが、「春と修羅」もお勧めですb

ちょうど春だし興味ある方はご一読を。






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本、漫画、ゲーム、爬虫類、植物とか趣味多め。
だって、オタクだもの。

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