さむいときには

なにかのホームドラマだったと思うが、


その家の学生さんが、何かの理由(忘れてしまいましたが(汗))ですごく落ち込んで、夜半に家に戻ってきた。

食卓を囲んで、その学生さんの向かいにお父さん、その横におばあさん(ちょっと恍惚の人が入っている)が座っていた。
おばあさん役は樹木 希林さん。それだけ覚えている。

お父さんはその学生さんに、「次があるさ。」とか励ましの言葉をかけるのだが、学生さんはうつむいたまま身じろぎもしない。

そこにお母さんが、土鍋に入れた卵雑炊を運んでくる。
「卵雑炊作ったから、食べなさい。」と言うのだが、学生さんはうつむいたまま。じっと、顔を上げることもなく、箸にも手を付けない。

すると、おばあさんが、「あんたの好きな卵雑炊じゃない。食べなよ。」と、学生さんに雑炊をすすめる。
それでも、学生さんは手を伸ばさない。黙ってうつむいたまま。

「あんた、食べないのかい?それじゃあ、冷めないうちに先にいただくよ。」と、おばあさんは土鍋に入れた卵雑炊に口をつける。
「あーおいしいねぇ。」、おばあさんはほくほくしながら、卵雑炊を口へ運ぶ。
「やっぱり、卵雑炊はあったまるねぇ。さ、あんたも、冷めないうちに早くお食べよ。」

そこで、はじめて学生さんは、ためらいながらも箸を手に取り、卵雑炊に口をつける。

「ね、おいしいだろう?お前は小さい頃から、お母さんの卵雑炊が大好物だったもんねぇ。」、おばあさんからそう言われた学生さんは、「うん。」と小さく返事をすると、ぼろぼろと泣き出しながら、卵雑炊を食べ始めた。

おばあさんはそれを見て、にっこりほほ笑み、卵雑炊を食べる。

お父さんとお母さんは、顔を見合わせ、ほっと安堵のため息をついた。


そんなシーンがあった。


というわけで、寒くなってきたから、
zousui121207
卵雑炊ですb

雑炊と言えば鍋物の〆。鍋物のいろんな具材から出た出汁で作る雑炊は格別なものがある。まさに〆の一品。
しかし、濃い出汁の雑炊は、少し食べるにはいいのだが、↑のように丼ぶりいっぱい(といっても、元のご飯の量は普通の飯茶わん一膳分)食べるとなると、味が濃すぎて途中で飽きてしまう。

そこで、今回作ったのは、私流の薄味雑炊。
味付けは、ごく少量、隠し味程度のうま味調味料。そこへ、今回は梅酢を少し投入。梅酢の酸味がさっぱりさせてくれるので、くどくなることはないが、量は入れすぎない。とにかく、ほんのり味がついている。これが大事。梅酢のかわりに、醤油を少したらしてもうまい。

白飯は、さっと水洗いした方が粘りがでず、雑炊にはいいらしいが、私はまったく気にせず、そのまま鍋に投入。ただし、冷凍してある白飯を使っているが、解凍を気持弱くして、冷や飯っぽい感じで使っている。なんとなーくだが、雑炊はあったかい飯で作るもんではない、というイメージがあるので(^^;

具材は、ねぎとしめじ、そして写真ではわからないが、大根おろしを入れて煮込んである。雑炊は食感も大事だと思うので、大根はおろしで。ただし、煮すぎると大根の風味が飛んでしまうため、さっと火を通すぐらいにしておく。
そして、炊き上がる寸前に溶き卵を入れて完成。

あつあつを、はふはふ言いながら食べるのが格別。いやー、あったまるねぇ。


そういえば、受験生の皆さんは、追い込みの季節か。
雑炊は、受験勉強の夜食なんかにも向いている。
水で増量されているので、実際は、見かけの量ほど多くなく、消化も良くて、お腹にもたれることもない。
出汁を濃いめに作れば、量が少なくても満足感はあるし、何より体があったまるやね。

これもまた、日本の常食。


追1:
ほんと、梅干はつけておいてよかった(^^v。これは使えまくり。

追2:
ダンボーの日常生活への溶け込み方は異常。
というか、ダンボー見ながら飯食うと癒されるのは何事?

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2012-12-07(Fri)
 

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ぺん

Author:ぺん
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年齢:いい年こいたおっさん
本、漫画、ゲーム、爬虫類、植物とか趣味多め。
だって、オタクだもの。

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