オタクのおっさんの戯言
ゼロ年代か
2012年06月24日 (日) | 編集 |
ヴィンランド・サガ 1~10巻(著;幸村 誠)、読了。

言わずと知れた、プラネテスの作者さん。前から気になっていたのだが、講談社漫画賞を受賞したということで読んでみた。

やっぱ、すげぇな。 

SFが低調なこの時代にプラネテスを発表して、しかもなおかつ面白かった作者さんだけあって、本作もいい出来です。

とにかく、画力、ストーリーテリングがすばらしく。重厚感がたまらない。
加えて、内容が今の時代風。いわゆる、「ゼロ年代」っぽい感じ。なるほど漫画賞受賞でも納得。

ただ、9巻~はちょっと路線が変わってきます。戦いと復讐一直線だった主人公が・・・となります。これは好みが分かれるそうですが、個人的にはこれでアリだなと。

プラネテスの後半は、作者さんの趣味というか主張が強すぎたのかちと崩れてしまいましたが、本作はそこまでいっておらずうまい感じで抑制がきいてます。このままラストまで進めばOKでしょう。

おすすめですb


追:
私が思う「ゼロ年代」作品とは、

1.主人公の若者が地獄の釜の底のようなどん底状態から出発。
2.でもって、そんなどん底状態にした原因は大人。
3.しかも、そんな大人たちは主人公の若者の助けにもならない。むしろ足を引っ張る側。
4.だから、主人公はほぼ自分の力で試練に立ち向かい、道を切り開かねばならない。
5.にもかかわらず、道を切り開いた先に明るい未来が待っている風にも思えない。
6.とにかく、今を生きるため試練に立ち向かうのだが、お先は真っ暗。

って感じ。

昔の作品と決定的に違うのは、3,4。
昔の作品だと、主人公を助けたり支えたりしてくれる「良き大人」ってのがいた。
たとえば、銀河鉄道999。どん底加減では、鉄郎もたいがいな環境にいたのだが、彼には助けてくれるメーテルとか車掌さんって存在がいた。大四畳半物語の定食屋さんとかもそうだなぁ。
ところが、ゼロ年代作品のいつくかには、そういう「頼りになる大人」ってーのがいない。師匠みたいなのはいることもあるが、たいがい鬼畜かろくでなし。

今の若い人たちは、生まれたときから不況のどん底。バブル?何それ?って感じだと思う。
そして、今みたいな世の中になったのは、今の「大人」達がやらかしたからだ。俺達は、過去の負の遺産をしょわされている。そんな風に感じているのではないかと思う。会社の若いのと話していてもそんな感じがする。

そうだね。大人がつまんねーことしてきたから、今の若いのが苦労している。本当にそう思う。

では、今、おっさんである私は何ができるのか?
ゼロ年代作品を読むと、いつもそんなことを考えてしまう。

ガンパレードマーチにでてくる学校の先生のセリフが耳に痛かったんだよなぁ・・・
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
ヴィンランド・サガ 1~10巻(著;幸村 誠)、読了。言わずと知れた、プラネテスの作者さん。前から気になっていたのだが、講談社漫画賞を受賞したということで読んでみた。やっぱ、すげぇな。 SFが低調なこの時代にプラネテスを発表して、しかもなおかつ面白かっ...
2012/06/26(Tue) 00:21:49 |  まとめwoネタ速neo