オタクのおっさんの戯言
嫌いじゃないけど
2011年04月20日 (水) | 編集 |
ハーモニー (著;伊藤計劃)、読了。

一言で言うなら、得意じゃない。
本の感想に特異も不得意もあるかい!、と言われそうだが、端的に言ってそんな感じ。


平和ゆえの生きているという実感のなさ。

安定ゆえの閉塞感。

健全を求めるゆえの排除。

混沌を恐れるがゆえの秩序。

社会の一員ゆえの孤独感。


ええ、理解できます。我がことのように。
嫌いでもないです。

しかし、得意じゃない。そんな感じ。

あと、虐殺器官もそうでしたが、システムとか述語に具体性が乏しいのが。

このような作品を病床で書き、そしてこれが著者の最期の作品になったというところは、すごいを通り越して壮絶ですらあるのですが。

個人的にはね、「生きたいと思っていても生きられなかった人もいる。」だろうと。
どういう状況であれね。

これを病床で書きあげた作者さんには、「そんなことはわかっている。」ことだったんだろうけども。

ま、そんな感じ。

ん~、あるいはこれが「ゼロ年代」最後の作品になるのかもなぁ。
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