オタクのおっさんの戯言

メガソマ・テルシテスについて

メガソマ・テルシテスの継代飼育も2世代目になったので、飼育情報などを書いておくことにします。

テルシテスの飼育をしたいなー、という方の参考になれば幸いです。

ただし、飼育については自己責任でお願いしますね(←飼育の鉄則)。


メガソマ・テルシテス(Megasoma thersites

メガソマ(ゾウカブト)属の一種。メガソマ属には巨大な種(例:エレファスゾウカブト)と小型の種がいるが、本種は小型な種の方。雄雌とも体長4cm~5cm弱ぐらい。

tersi-male
雄成虫。頭角は先端が二股に分かれる。胸角も発達する。
最大の特徴は、体表を覆う毛。エレファスに比べるとはるかに長毛。
この、やや黄金色っぽい体毛のため、羽化直後の雄成虫は輝いているようで、非常に美しい。

tersi-female
雌成虫。雄に比べて体表面の毛が少なく地味な印象だが、これはこれで黒光りする感じで美しい。


生息地はメキシコ(バハカルフォルニア州)。幼虫は、降水量が少なく、乾燥したブッシュの根元あたりに生息する。おそらく、大型のゾウカブトの北方小型版。
原産地では、秋口(9月頃?)、日本のカブトムシぐらい発生するようで、それほど珍しい種でもないらしい。


飼育について
低温・高温ともに強く、幼虫は餌のえり好みもせず、非常に強健な種であるように思う。
実際うちでは室温(夏:33℃ぐらい、冬:10℃ぐらい)で飼育したが、特に問題はなかった。

成虫は、羽化→蛹室から脱出まで3週間ほど。その後、1週間ほど餌を与えてから交尾させたが、すんなり交尾した。羽化後→後食まで3週間ほど、後食→性成熟まで1~2週間ほど、見ておけば問題ないかと思う(約30℃条件下)。ただし、成虫寿命は短い(2か月ほど?)ので、羽化を確認したら、早々に産卵セットの準備はしておくべき。

私の場合、多頭飼いをしているからか、羽化ずれを起こしたことはない。雌雄、ほぼそろって羽化してくる。

交尾が終わった雌成虫は、すぐにマットにもぐりこんで産卵を始める。そのまま、餌はあまりとらず、延々産卵を続けるようで、しばしば、マットの中で☆になっているのを見つける。
産卵数は計数したことないが、継代飼育するには十分な量を生んでくれる。

私の場合、産卵数を求めないことと、卵や若齢幼虫にはなるべく触れない方がよい、という考えから、産卵セットに投入してからそのまま2か月飼育し、その後、若齢幼虫で割り出すことにしている。

幼虫割り出し後は、2~3か月に1回のペースでマット交換。その時、全量変えるのではなく、2/3程度を交換するぐらいな感じで交換している。あるいは、糞だけ取り除き、減った分を足す感じ。

マットはやや乾燥気味ぐらいの方が、本種にはいいような感じ(個人的感想)。具体的には、マットをぎゅっと握って団子にし、それが指でつつくと簡単にばらける程度。マットを握った手から、水がにじみださない。

小型種なので、多頭飼い可能。老齢幼虫でも、5頭/大プラケぐらいは飼えると思います(若齢ならもっと飼える)。もちろん、少数で飼うに越したことはありませんが。餌替えをきちんとやっていれば、極端な共食いはしないよう。

室温で飼育すると、本種は2年1化のようだ。羽化時期は決まって8月中下旬ごろ。

従って、
8月中下旬:羽化 → 9月上中旬:採卵 → 11月:割出&飼育セットに投入 → 冬の間は放置
 → 翌年の3月頃:餌飼え → 以後、2~3か月おきにマット交換
  → 年越し → 2年後の8月中下旬:羽化

という、スケジュールになる。

ただし、過去、1年1化で羽化したことがあり、本種の生活環には、まだわからないところもある。

以上が、本種の飼育についてざっくり書いてみました。


私が本種を気に入っているのは、成虫が非常に特徴的で美しいことと、小型種なので飼育に場所をとらないこと。
特に、小型種で飼育スペースをとらないというのは非常に大きい。必要なマットの量も少なく、その購入や処分も楽だしね。
あと、室温で飼えるというところも大きな魅力。

ということで、美しくて、エコ(?)なメガソマ・テルシテス、興味ある方は一度飼育してみてください。

ま、カブクワの飼育って、

ほとんどの期間、マットの入ったプラケを見てるだけですが 

お子さんの情操教育で・・・的なことであれば、やはり国産カブトがお勧めですb
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だって、オタクだもの。

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