オタクのおっさんの戯言
Q&A的クレステッドゲッコー(本体編)
2015年11月23日 (月) | 編集 |
クレステッドゲッコーを飼育し始めてはや4年。

もっと長期間かつ大規模に飼育している方もいらっしゃいますが、とりあえず、次世代のふ化までは持ってこれたので、一つの区切りとして、個人的感想をまとめてみました。

これからクレステッドゲッコーを飼育してみようかな?という方の参考になれば幸いです。

クレステッドゲッコーについてのQ&A


Q1.クレステッドゲッコーってなに?
A1.でっかいヤモリです。

○でっかいですが、おめめパッチリ、まつ毛ばーん。もっちりふくふくとしていながら、流れるような曲線美。スタイル抜群。
たいへん可愛らしいヤモリさんです。
注!;感じ方には個人差があります。


Q2.クレステッドゲッコーって人になつく?
A2.残念ながらなつきません。

○手乗りとか肩乗りにすらなりません。
ただし、お世話をしていると、飼い主=餌と認識するようで、人影が見えるとケージの前面に近づいてくるなど、人慣れはします。


Q3.クレステッドゲッコーは触れる?
A3.ハンドリングはできます。

○ヤモリにしては動きがまったりしているのでハンドリングはできます。ただし、根本的には嫌そうです。
うちの3匹の子たちの反応をみてると、

・きりかさん:「触られるのはイヤ!」って感じで逃げ回る。
・はくろさん:あふれる「めんどくせ感」
・ナルカミ君:シャバに出れたぜ! ヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノ ヒャッハー!

なお、動きまったりのクレスさんですが、「やるときはやる」子達なので、突然のダッシュとジャンプには要注意。
特に、高いところからジャンプして落下するのはよろしくないので(家の床は堅いからね)、ハンドリングは座ってやりましょう。


Q4.クレステッドゲッコー、オスとメスの違いは?
A4.オスはややがっちり、メスはややしゅっとしてます

○クレステッドゲッコーは、アダルトになっても見た目の性差はそれほどありません。
ただ、オスはメスと比較して、やや体が大きくなり、頭部が少し横に張り出す感じになるので、メスよりちょっとがっちりした風になります。
逆にメスはオスよりも若干小柄で、頭部の張り出しもやや弱いので全体的にしゅっとした体です。

ただし、これらの特徴はアダルトになるまでの飼育環境や発育状態にも左右されるので、クレステッドゲッコーを見慣れた人でないとぱっと見の外見で雌雄の判別は難しいと思います。

雌雄の判別は、しっぽの付け根、排泄孔のふくらみのある(オス)なし(メス)で判別します。


Q5.クレステッドゲッコー、オスとメスどちらが飼いやすい?
A5.オスの方が飼いやすいかもですが・・・

○クレステッドゲッコーのメスは、定期的に無精卵を産みます。産卵は体力を消耗するので、メスの方がやや寿命が短いとも言われています。
また、体調によっては、無精卵を産み落とせない=卵詰まりを起こすことがあり、それにより食欲不振や体調不良を起こすことがあります。
したがって、オスの方が寿命が長く、飼いやすいとされます。

とはいえ、実際に飼育してみて、そこまで飼いやすさに差があるかどうかは疑問です。
メスの方がやや気難しい気はしますが、きちんと様子を見ながら、基本をしっかり押さえた飼育をしていれば、飼いやすさにそれほど性差は無いように思います。


Q6.クレステッドゲッコーの色(モルフ)の種類は?
A6.以下の通りです

○地色の種類によるもの;レッド、オレンジ、チャコール(茶色、チョコとも)、グリーン、ブラック など

○地色の模様の入り方によるもの;ソリッド、バイカラー、ファイヤー、タイガー、ハーレクィン など

○その他の形質;ダルメシアン(ほくろのような黒点が入る)、ピンストライプ(背面のキール部分が白い線状につながっている)

上記3種類の組み合わせでモルフの名前が決まります(例;オレンジファイヤーダルメシアン など)。

ただし、今となってはほとんどがハーレクインみたいなのになってしまい、ファイヤー、タイガー、ハーレクインの区分けってすごくあやふやになってる気がします。
加えて、このモルフの分類は、(分類した人の)主観によるところが大きいように思います(特に、スーパー○○とか)。

クレステッドゲッコーのモルフは、遺伝性が不確実なものが多く(おそらくポリジーン支配)、一口にハーレクィンといっても模様の入り方は個体によって違うので、

モルフの名前に関わらず、自分の気に入った「個体」を選ぶ、のが基本だと思います。
「あ、この子いいな!」みたいな選び方。

気に入ったなら、スーパーなんちゃらじゃなくてもいいじゃない。サ○ヤ人なわけでなし。
しかも、クレステッドゲッコーは、落ち着いてるときは色が薄くなり発色が抑えられるので、飼い始めるとケージの中では「なんだかただの白っぽい子」になります。

あと、ベビーからアダルトになるにつれ、色が変わる場合があるので、ベビーですごい発色しているからといって、それがそのまま保持されるわけではありません。


Q7.クレステッドゲッコーってお高いものなんでしょう?
A7.ピンキリです

○以前に比べれば、価格はだいぶこなれてきたなぁと思います。
繁殖が比較的簡単でそれなりに数が増やせ、レオパードゲッコーのようにモルフでコレクションするって要素が少ないからかもしれません(需要と供給の問題)。

モルフ問わずのベビーなら5~6千円程度。そこそこのサイズで、何かしらのモルフつき(ハーレクィンが多い)で、1.5万~2万ぐらい。すんごいモルフですんごいお値段。という感じです。

私が購入したころは、ハーレクィンでもそこそこ値段しましたが、今はハーレクィンが一般化している様子。
逆にソリッドとかファイヤーを見かけなくなった気がします。

個人的には↑に書いたように、モルフや値段うんぬんよりも、自分で見て気に入った個体を買うのが一番だと思います。
結構長期間お付き合いできる生き物だしね(^-^)




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産卵とふ化
2015年11月15日 (日) | 編集 |
「クレステッドゲッコーについて」のカテゴリーの記事を書くのは3年(?)ぶりか・・・
気が付けば、クレスさんとの付き合いもずいぶん長くなったなぁ~

~ 閑話休題 ~

ということで、今年やっとこクレスさんの産卵→ふ化まで持って行けたのでその概要を。


1.ペアリング
当然、産卵の前にはペアリングが必要になります。

クレステッドゲッコーの場合、クーリングなど特別な条件を設定する必要はなさそうです。ペアリング期間中の温度も通常管理でOK。
ただ、雌雄をしばらく同居させていると「慣れ」てしまうのか、あまり交尾行動をしなくなるような気がします。
倦怠期の夫婦じゃないだろうけど(^^;

というわけで、私の場合、同居期間は2週間ほどにして、それ以降はまた通常の個別飼育に切り替えています。
実際のところ、雄は同居させたとたんに「がうがう状態」になるので、2週間も同居させる必要はない気もしますが(同居させたその日にペアリングは終わっている気がする)。

なお、相性などの問題で、ペアリングがうまくいっていないようでしたら、↑に書いたように、いったん個別飼育に切り替えて冷却期間を置いたのち、また同居させてやるのが良いと思います。

ネット上の記事でもちょくちょく目にしますが、クレステッドゲッコーのペアリングは結構激しいです。

雄がカクカクっとした動きをしながら雌に近づいた後、じっとしている雌をがっつり抱きしめ、雌の後頭部の出っ張ったところ(いわゆるCrested=王冠状になったところ)に「かぷっと」かみついて抑え込みます。

一度ペアリングの経験がある雌は比較的おとなしくしているようですが、初めての雌はかなりな勢いで逃げ回ります。
ネットで読んだところでは、雄に襲い掛かられるショックで尾っぽ切りする雌もいるとか。

おそらく、初めて見る方はハラハラするかと。

そういう点で、ペアリングについては、飼い主もある程度の覚悟はしておいたほうが良いと思います。

もちろん、自然界ではこれが普通に行われているわけで、過剰に心配する必要はありませんが。
小動物は、ある面、人間が思っている以上に丈夫ですしね。


2.産卵床の準備
ペアリングが終わったら、雌のケージに産卵床を設置します。
大きさは、雌の体が入るぐらいの広さ。しっぽがちょっとはみ出るぐらいでも大丈夫です。
私の場合は18cm×12cm、高さ5cmほどのタッパーを使いましたが、本当は深さがあった方がいいようです。

床材はバーミキュライトでOK。これを↑のふ化床容器に入れて十分湿らせます。

クレステッドゲッコーは、産卵のために穴を掘りますが、この時どうやら口を使う様で、結構な量の床材を食べてしまうようです。そのため、ふ化床は食べても消化器官に詰まらないような目の細かいもの、少なくとも細粒状のものが良いと思います。
そういう点でもバーミキュライトがいい塩梅です。

ちなみに、ふ化床をほじくり返した後の糞は、バーミキュライトが混じってキラキラしています(笑)

3.採卵
ふ化床をほじくった跡があれば、産卵している可能性がありますので、ふ化床の中に卵があるか確認してみます。
卵があれば、そっと取り出してふ化床に移します。

ただし、ペアリング後、最初の卵は「ペアリング前に持っていた無精卵」の可能性が高いと思います。したがって、2度目の産卵からが有精卵とみてもいいでしょう。

産卵間隔は、約3~4週間程度なので、最初の産卵が確認されたら、そこから3~4週間後あたりのカレンダーに印をつけておくといいかもしれません。

クレステッドゲッコーは1回の産卵(クラッチ)で2卵産みます。これを5~6クラッチぐらい(=約半年)繰り返します。
したがって、産卵した卵をすべて回収してふ化させるとえらいことになりますのでご注意を。
1年でクレスさん12匹とか増やしてもね(^^;

ちなみに、産卵床が気に入らないと、床面に直産みしますのでご注意を。
産卵床に産まないなーと思っていたら、床面に転がっている卵発見!ってことがあります(汗

採卵するとき、「爬虫類の卵は産みつけられた時の上下面を変えないよう注意する」と言われますし、確かにその通りなのですが、私が採卵した感じでは、産卵2~3日後ぐらいなら、多少上下が動いても大丈夫なような気がします。
卵の細胞分裂のごく初期段階であれば、多少上下面がずれてもその後の発育には影響ないのかもしれません。

そんなこともあって、爬虫類の卵は、採卵時に上下面を変えないよう、卵の上面に印をつける方が多いようですが、私は印はつけず、採卵した時の上下面はなるべく維持するようにはしていますが、そのままそっとふ化床に移すようにしています。

4.ふ化床
採卵した卵はふ化床に移し、卵だけ個別管理します。

ふ化床は、私は「ハッチライト」を使いましたが、ある程度の湿度と通気性が保持できるものであれば何でもよいと思います。
実際、ふ化床として、バーミキュライトを使っている方もいらっしゃるようです。ただ、ウッドチップ系は木材やヤシ殻のアク(タンニン)で卵が茶色く染まるそうで、あまりお勧めはできないかもです。

採卵した卵は、ふ化材に浅く穴を掘り、その中にうずめます。卵の上面がちょろっと見えているぐらいでOK。

ふ化床の容器は、ちっさなタッパーみたいなので問題ありませんが、湿度保持の面から深さはある程度あった方がよいと思います。私の場合は、直径約11cm×高さ約7.5cmの500ml容プラ容器を使っています。

卵の管理のポイントは、温度と湿度。これにつきると思います。

まず、湿度についてですが、びしゃびしゃはダメだと思いますが、かなりの高湿度が必要な感じです。少なくとも、ハッチライトの場合、(湿度調整されているのが売りの商品ですが)加水が必要だと思います。
そして、ハッチライトを加水し、(ハッチライトを詰めている部分の)容器の側面に水滴がつくぐらいがよさそうな感じです(ただし、底面に水がたまるほどではない)。

温度については、約28℃以下をキープ。極端な温度変化は厳禁だと思います。特に、高温は×です。クレステッドゲッコー自体、高温に弱い種ですが、それは卵も同様のようです。

爬虫類でよくみられる温度依存性決定は、クレステッドゲッコーにもあるようですが、28℃近辺では雄、26℃近辺では雌、ぐらいのことしかわかっていないようで、温度と性決定の相関ははっきりしていません。

実際上、サーモで温度を管理する場合、28℃かっちりにキープすることは困難なので、結局のところはサーモ設定の上限を28℃、下限を26℃ぐらいに設定しておけば良いのではないかと思います(この場合、どちらの性が生まれるか謎ですが)。

また、保温に際し、ふ化床の下にパネヒをひき、直接下から加温するのは厳禁です(底面の温度が上がりすぎる)。
基本的には、ふ化床は孵化用の保温容器(発泡スチロール箱でOK)にいれ、上面からパネヒなどで加温し、保温容器全体の温度を一定に保つようにします。

5.ふ化期間
上記あるような感じで、温度と湿度をある程度一定に保ち、ふ化床に衝撃などを与えないよう、そーっと管理すると、約60日でちび助が孵化します♪

こらがまた、ほんとにかわいいんだ(^-^)
無事生まれた時の喜びはひとしおです。

といったところで、いくつか注意すべきポイントがあり、私もまだまだ手探りなところはありますが、クレステッドゲッコーのふ化。興味ある方はぜひチャレンジしてみてください♪


その他
○ペアリング時期
私の場合、夏場の温度管理が難しいので、ふ化時期から逆算して、2月ごろからペアリングを始めています。

タイムスケジュールは、
2月:ペアリング→3月:1クラッチ目(無精卵の可能性あり)→
  4月:2クラッチ目(ペアリングできていればほぼ確実に有精卵)→ ふ化期間約2か月→ 6月頃:ふ化

約1か月ごとに産卵するので、5月産卵 →7月頃ふ化 ・・・以下、同様。

そして、7月以降は、温度を28℃以下に管理するのが難しくなってくるので、私の場合、4月と5月の2クラッチ分をふ化させるという方式です(それ以降の卵はふ化させない)。

逆に、たくさんの子供をふ化させたいなーという場合は、温度管理が難しくなる夏場を外し、晩夏からペアリングをはじめ、秋~冬に産卵させるのも手かもしれません。


○そして最重要事項
最後になってしまいましたが、一番重要なのは、ふ化させればその分、クレステッドゲッコーが増えるということ。

飼い主は、ちび助さん達をきちんと育てる義務があります。
そんなにたくさん育てられない・・・という場合は、手元に残しておけない分の引き取り先を、あらかじめ決めておくのが最低条件でしょう。

小さくとも命は命。
クレスのかわいい子供が見てみたい・・・といった、安易な気持ちでふ化させるのはお勧めしません。

生まれた命に対する責任は飼い主にあることを、心にとめておいていただければと思います。





クレステッドゲッコーの管理
2013年02月02日 (土) | 編集 |
今回は、クレステッドゲッコーの日々の管理について、私がやっていることをご紹介します。

例によって、飼育方法は自己責任で、お願いします。


1.餌やり(給餌)

うちではCGD(クレステッドゲッコーダイエット)を中心に、イエコオロギを与えています。

給餌間隔は1日おき(ヤングぐらいの時は毎日。以前に書いたエントリーからちょっと変わっています)。
具体的には、CGD→CGD→イエコ→CGDで約1週間回すような感じ。

アダルトだともっと間隔をあけて、2~3日に1回でも十分だと思いますが、クレステッドゲッコーは「あるだけ食べる。」というようなことはなく、「食べたい分だけ食べる。」ような感じなので、給餌間隔が短くても、食べ過ぎてよくない、ということはあまりなさそうです。

ただ、そこは生き物。様子を見ながらが大切。餌食いが悪い時は、少し給餌間隔を延ばして様子をみています。


1回に与える量は、CGD(粉末状態で):1gちょい/頭(具体的には、3頭で4g)

この分量を、アダルトのきりかさんは、ペロッと平らげたり少し残したりぐらい。
食欲旺盛な3号さんは、ヤングだからか毎回完食。
逆に、体が小さいナルカミ君は、半分ぐらい残します。


イエコは、ピンセットでつまんで与えています。量は、その時食べる分だけ。食べたくなくなったら、イエコを顔に近づけても「ぷい」します。

量は、アダルトのきりかさんで、Lサイズのイエコを2~3匹/回。3号さんもそれぐらい。ナルカミ君は、1~2匹ぐらいです。
イエコはカルシウム剤(ビタミンD入り)を、毎回ダスティングしています(毎回する必要はないかも)。


CGDの調製方法は以下のエントリーを

クレステッドゲッコーダイエット(略してCGD)


2.湿度調整

クレステッドゲッコーの飼育では湿度管理に注意、と書かれているのをよく目にしますが、個人的にはそれほど神経質にならなくても大丈夫のような気がします。
ただ、過乾燥では脱皮不全を起こしますので、それなりに湿度管理は必要です。

私の場合、床材のキッチンペーパーがしっかり濡れている状態にした上で、1~2回/日ケージ全体に霧吹きをしてやってます。
床材への給水は、100均で買ったちっさなプラ製じょうろでだーっと水を注いでやるだけです(^^;

夏は床材がそれほど乾燥することはありませんが、冬は乾燥しやすく、ほぼ毎日給水が必要になります。


3.照明のON/OFF

照明はサーモのタイマーでON/OFFすることもできますが、私はケージ内の確認を兼ねて手動でやってます。
ですので、ON/OFF時間は日によってまちまち(私の出勤&帰宅時間しだい)ですが、特に問題もなくクレスさん達は活動してくれてます。

まあ、照明つけるのが早い時は、「うおっ!」って感じであわてて陰に隠れますし、照明消すのが遅くなると「はよ消さんかい!」ってな感じでケージの中ほどまで出てきてたりしますが(^^;


4.ケージの掃除

うちはクレスさんのケージが3つあるので、1ケージ/週で掃除をしています。各ケージ、3週間に一度掃除する形ですね。

私が飼育している感じでは、それほどケージ内は汚れないので、2~3週間に一度掃除してやれば十分かと思います。あまり頻繁に掃除をすると、掃除自体がクレスさんのストレスになりそうですし。

ケージの掃除といっても簡単なもので、床材(キッチンペーパー)を取り換え、レイアウト物を水洗い。
ケージ内部はスポンジたわしを使い、まず水で汚れを落とした後、食酢を使ってさらに洗浄&殺菌。最後に消毒用アルコールで内部を拭いて消毒しています。ただし、ハビタットキットのバックレイアウトの塗料はアルコールで溶けますので、バックレイアウトは水拭きだけです。

レイアウト物の素焼き鉢は少しカビが生えたりするので、水洗いした後電子レンジで”チン”して熱殺菌しています。素焼きはこうやって消毒できるので便利♪

実質、30分ぐらいで掃除完了です。


4.その他

毎日、クレスさんの様子を見、ケージ内の温度は適正に保たれているか確認する、ってのは基本中の基本ということで。


以上が、クレステッドーゲッコーの日々の管理になります。


CGDの給餌は5分ほどでできてしまいますし、湿度管理も給水して霧吹きするだけ。イエコをピンセットで給餌するときは少し時間かかりますが、差し出したイエコにぱくっと食いつく姿は可愛いいし癒されます(*^^*)。
ケージの掃除は30分/週ほど。

ということで、クレステッドゲッコーの飼育にかかる時間=約1時間/週ぐらいです。
正直なところ、日々の管理に手間はほっとんどかかりません(^^)

いやー、これほど手間がかからない生き物とは思わなかった。
まさに、独り暮らしのおっさんが飼育する生き物としては最適かと思いますw

クレステッドゲッコーの飼育環境
2012年10月14日 (日) | 編集 |
前回は飼育ケージのセッティングについて書いたので、今回は飼育環境を。

例によって、実際の飼育については自己責任でお願いします。

1.温度

個人的には、26~27℃ぐらいが適温かな?とみています。

クレステッドゲッコーとは、に書いたとおり、生息地ニューカレドニアの気温は年平均気温24℃、平均最高気温29℃、平均最低気温17℃ぐらいです。

もちろん、この気温の測定地点とクレステッドゲッコーの生息地は違うでしょうし、微視的な場所の面から考えてもこの平均気温をそのまま飼育温度にするわけにもいきません。

ただ、実際に飼育してみると、だいたい26~27℃ぐらいが適温なのかなぁという感じ。おおむね生息地の気温と同じぐらいのようです。

うちの飼育環境だと、冬場はケージの底部で20℃、上部で30℃ぐらいになっていますが、クレスさん達はだいたいケージの中間部分、気温25~26℃ぐらいのところにいます。
餌を食べた直後はヒーターの直下で体を温めていることもありますが。

そして、1年飼育した感じでは低温に強く、高温に弱いような感じがします。
2011年の計画停電の時、一時的にケージ内の温度は18℃まで下がったことがありましたが、その後温度を上げるとけろっとしてました。また、先に書いたように冬場はケージの下部分は25℃を切るものの、特に問題なく活動しています。

逆に、夏場、昼間はエアコンで29℃に管理しているものの、夜はエアコンを切っているので30℃ぐらいになることがあります。そんな日はなんかちょっとばててる風が(^^;。どこまでの高温に耐えられるか試したことはありませんが、夏の高温には気をつけた方がよさそうです。

海外のサイトを見ると、
「飼育温度は22℃~28℃。22℃を若干切るような低温でも問題ないが、夏場、28℃以下に温度調整できないならば、クレステッドゲッコーを飼うべきではない。」と書かれています。
個人的には、上限28℃ということはないように思いますが、いずれにしろ夏場の温度管理が問題ですね。

温度は上げるよりも下げる方が難しく、コストもかかるので、温度管理の面では、やや高温側に適性があるレオパードゲッコーの方が管理しやすいかもしれません(レオパは飼育してませんが(^^;。

ちなみに私は、夏場はエアコンで部屋ごと(といっても6畳間)温度管理。冬場は、セラミックヒーター+パネルヒーターで保温しています。セラミックヒーターは光が出ないので夜行性のクレステッドゲッコーに向いています。
加温&冷房している時の電気代は、うちの場合、+1500円~2000円弱/月ぐらいかな?


2.湿度

「クレステッドゲッコーは湿度管理が重要。」と言われていますが、個人的には「乾燥に注意。」ぐらいに考えていれば大丈夫かと思います。

乾燥すると、脱皮不全、特に指先に脱皮殻が引っ掛かった状態になりやすいと思います。

私の場合、底面に敷いているキッチンペーパーがしっとり濡れた状態(乾いたらじょうろで給水)&霧吹き1~2回/日ぐらい。ケージの中にポトスの鉢植えを入れているので、これも保湿の役にたっています。

これぐらいの湿度管理ですが、脱皮不全になったことはほとんどありません。


3.照明

照明自体は昼夜の区別をつけるため、つけておいた方がよいと思います。ケージの中に植物を入れているなら、その育成のためにも照明は必要です。

問題は、紫外線がいるかどうか。

昼行性の爬虫類では、骨の形成にUV-Bが必須です。UV-Bの不足はくる病の原因となります。しかし、夜行性の爬虫類はUV-Bの必要量が低いといわれます。

クレステッドゲッコーは夜行性種ですが、日本の飼育本を見ると「現地では日光浴をしている姿が目撃されている。」とか「弱い紫外線はあった方がよい。」とか書かれています。

しかし、海外のサイトを見ると、「クレステッドゲッコーに紫外線はいらない。」と断言しているところがいくつか。あげく、「ショップの店員は、あなたに弱い紫外線を出す照明を勧めるだろう。だが、はっきり言おう、クレステッドゲッコーの飼育に紫外線はいらない。」(意訳)、と書いてあるサイトまであります。

私が飼育してみた感じでは、クレステッドゲッコーに紫外線はいらないんじゃないかな?と思います。
成長著しい幼体を、約2ヶ月ほど照明なしで飼育したことありますが、くる病にはなりませんでした。
また、蛍光灯をつけると、ほとんどの場合陰に隠れてしまい、到底光を浴びているようには見えません。

昼行性の爬虫類は、なぜUV-Bを必要とするのかというと、カルシウムを吸収するために必要な、ビタミンDの体内合成に、UV-Bが必要だからです。夜行性種は、UV-BがなくてもビタミンDを体内合成できるので、UV-Bを必要としない、と言われています。

ですので、夜行性種であるクレステッドゲッコーの場合、カルシウム&ビタミンDを餌に添加していれば、UV-Bは必要ないのではないかという気がします。

とはいえ、くる病は一度なってしまうと、進行を止めることはできても、変形してしまった骨は元に戻らない、恐ろしい病気です。安全を考えるなら、弱い紫外線が出る照明をつけておいてもよいと思います。


以上、クレステッドゲッコーの飼育環境の紹介でした。

個人的に一番難しいのは、夏場の温度管理かな。どこまで高温に耐えられるか、試したことはありませんが、日中30℃を超えると厳しいような気がします。

海外のサイトに書かれている通り、夏場の温度管理ができないのならば、クレステッドゲッコーは飼うべきではないかもしれませんね。

クレステッドゲッコーのケージセッティング
2012年03月30日 (金) | 編集 |
先日の、クレステッドゲッコーとは、にクレステッドゲッコーの生息場所や形態を少し書いておきました。

クレスの飼育ケージもその生態に即したものになります。と言っても簡単なもので、具体的には、

1.樹上性(いわゆる壁チョロ)→高さのあるケージ&立体的レイアウト
2.生息地の気温は17~29℃→冬は保温が必要。夏は高温に注意。

だけです。


一番簡単かつ安価なものだとプラケースが使えると思います。
実際、私もヤングまではプラケで飼育してました。

cres2-110604-1
2号さん導入時の飼育ケージ。30cm×20cm×高さ17cmの中プラケ(コバエシャッター)です。
底面にパネルヒーターを敷いて保温してました(5月ごろ)。
立体活動ができるように鉢植えポトスと造花を設置。シェルターがわりに鉢かけを入れてあります。
床材はキッチンペーパー。これを湿らせて保湿。コバエシャッターは通気性がやや乏しいので、定期的に霧吹きする程度でケージ内が乾燥しすぎることはありません。

ベビーの時はこれで十分飼育できます。ヤング~アダルトサイズでも、大プラケを縦置きにして飼育できるようです。

ただ、個人的にはプラケはちょっと使いづらかったです。
理由は、

1)ふたの開け閉めが意外と大変(クレスを挟みそうになる)&メンテがちょっとやりずらい
2)ライトを設置できない(クレスに紫外線が必要かどうかという論議はありますが)
3)うちの環境だと十分な保温ができない。

特に、3)が問題。
クレステッドゲッコーは樹上性=立体的活動を行います。そのため、床面だけ温めればいいということではなく、ケージ内の空間全体を暖める必要があります。
で、パネルヒーターは非常に便利なものですが、空間全体を暖めるとなるとちょっとパワー不足です。うちの場合、約30cm立方の飼育ケージの側面に10Wのパネヒ1枚を張り付けただけでは、ケージ内の温度は室温+5℃までしか上がりませんでした。
パネヒを側面と底面の両方に設置すればもうちょっと温度上がるとは思うのですが、それならばケージ内にヒーターを直接ぶら下げた方が保温効率は良さそうです。

ところが、プラケだと構造上ケージ内にヒーターをぶら下げるのが難しい。加えて、耐熱性の問題もあります。

ということで、うちでは爬虫類飼育用ケージ(前開き、ガラス製)を使っています。


最初に組んだケージはこんな感じ。

cres-cage110321
ハビタットキット デザートを使用。ハビタットキット デザートは飼育セットの商品で、クレステッドゲッコーの飼育には不必要なもの(床材の砂とか)がついてきますが、バラでそろえるよりも割安なのでこちらで購入しました。

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中に流木と鉢植えポトスを投入。この頃は保湿を気にして、右端に湿らせたティッシュをしこんだ素焼き鉢を置いていましたが、クレステッドゲッコーは湿度に注意が必要なものの、それほど高湿を必要とするわけではないようなので今は設置していません。

保温はセラミックヒーター(クリップスタンド-Newひまわり+やけど防止シャトルネット+エミート2(50W))。これに爬虫類サーモをつけて温度管理。さすがにセラミックヒーターはパワーがあるので、このサイズのケージだと十分に保温できます。
ケージの中にセラミックヒーターを入れていますが、今のところ熱くなった金具の部分でクレスさんがやけどするようなことはおこっていません(どうも、そういうところに近づかない様子)。

ただ、この大きさではセラミックヒータがかなり邪魔です(^^;
ということで、最終的にはこういうケージになりました。

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ハビタットキット レインフォレストです。このケージは高さがあるのでケージ内にセラミックヒーターを設置しても余裕があります。
幅と奥行きは約30cmなので、飼育本なんかに書いてある「全長の2倍」からするとアダルト(体長約20cm)には少し小さいですが、レイアウトを立体的にしてあるからか、特に狭いという感じは受けません。見た感じではちょうどいいぐらいの大きさかなぁ。逆に、ヤングアダルトぐらいだとちょっと大きすぎる感じ。

床材はキッチンペーパー。中に鉢植えのポトス、流木、100円ショップで買った木の板を入れてあります。
一応、付属の水入れにミズゴケを入れて置いてありますが、保湿の役にしかたっていないのでそのうち撤去する予定。

以上がうちのケージセッティングです。

あと、参考までに海外の簡易ケージの様子を。
温度管理さえできればこういう飼い方も出来るんだろうなぁ。